potaon’s blog

教会PA考-キリスト教会で20年音響に係わってきて、いろいろ思うこと、次の世代に伝えていきたいこと。

音が伝わるということ(1)

「音とは何か?」

「音が伝わる」ということはどういうことなんだろうか?

音響というものに携わっていなければ、こんなことを考えることはなかったと思う。実はこんなことあまり深く考えなくても、機材のセッティングをしたり、PAシステムで音を出したり、録音したり、ひととおりのことは教わればできてしまう。

 

でもそれでは出てきた音に何も足さず、何も引かず、「音をそのまま伝える」、ということには到達しないのだ。そこを目指すためには音について考えるということは避けては通れない。音というのは時に繊細で、時に力強く、激しくこころを揺さぶりもし、温かく包んでもくれる。実におもしろい存在だ。

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それじゃぁ、音って具体的に言うと何なの?

そこを数回に分けて掘り進めてみようかと思う。