potaon’s blog

教会PA考-キリスト教会で20年音響に係わってきて、いろいろ思うこと、次の世代に伝えていきたいこと。

音が伝わるということ(3) -音の3要素-

「音の3要素」 実際にわたしたちが聞いている音はその一つ一つが実に様々で、ユニークなもの。何一つ同じものはない。その一つ一つというのは何が違っているんだろうか? 何かが違っているから違って聞こえるのだけれど、そんなことを考えたことはあるだろ…

音が伝わるということ(2)

音が発生してわたしたちの耳に届き、その音を認識するという過程を追ってみたい。 大まかな流れは次のようになる。 何らかのものが振動する その振動は空気を震わせる(振動させる) その空気の震え(振動)がわたしたちの耳に届く 耳が空気の振動を電気信号…

音が伝わるということ(1)

「音とは何か?」 「音が伝わる」ということはどういうことなんだろうか? 音響というものに携わっていなければ、こんなことを考えることはなかったと思う。実はこんなことあまり深く考えなくても、機材のセッティングをしたり、PAシステムで音を出したり、…

MAGという存在2~そして、それを継ぐものとして

先のコラムでMAGから学んだ中でひとつだけと書いたが、実は当然ながらそんなことはない(笑) 機材の電源の入れ方から、マイクケーブルの接続の仕方、マイクの取り扱い、ミキサーの操作、スピーカーチューニング、ハウリングの対処方法、舞台の配置図の書き…

MAGという存在

今回はPAを学び始めたころのお話し。新らしい教会堂(現在の教会)で活動を初めてまだ間もない頃、音響のレベルアップのために、音響チーム、ワーシップチーム一緒にPA入門と称し、先生を呼んで学びをしようということになった。講師は鈴木幹夫氏率いるM…

DENON DN-500R

PAなどの現場で安定してPCレスでデジタル録音できる機材としては、こんなのがいいのではないだろうか? http://inmusicbrands.jp/denon_pro/dn-500r/

PAシステムは必要悪

わたしはPAシステムというのは必要悪だと思っている。 ここでPAシステムとは、PA(伝達)を行うために使われるマイクやアンプ、スピーカーなどをまとめて1つのシステムとしたものと考えてほしい。 何故「悪」だと思うのか。それは、PAシステムを使うという…

PAって

Public Address の略 一般的には直訳すると「大衆伝達」などと言われている(ちょっと古くさい響きかぼ)。人の地声や生の楽器の音などをマイクやアンプ、スピーカーなどの音響機器を使ってより多くの人に届けようとすることだ。つまり、それだけでは届く範…

教会以前

教会で音響の学びを始める以前、音響なるものと係わりがあったのかと言われれば、NOだ。一般的に音響というとコンサートのPAとか、スタジオでのレコーディングなんかを思い浮かべる人が多いかと思う。その2つに近いことといえば・・・ PAに関していえば、…

音響との出会い

わたしが音響というものと出会ったのは、教会に行くようになってから。山形県米沢市にあるキリスト教の教会だ。1994年、およそ20年も前の話し。教会との出会いなくして音響との出会いはなかったといってよい。 当時のわたしは見た目には順調だった社会生活を…