potaon’s blog

教会PA考-キリスト教会で20年音響に係わってきて、いろいろ思うこと、次の世代に伝えていきたいこと。

音響との出会い

たしが音響というものと出会ったのは、教会に行くようになってから。山形県米沢市にあるキリスト教の教会だ。1994年、およそ20年も前の話教会との出会いなくして音響との出会いはなかったといってよい。

 

当時のわたしは見た目には順調だった社会生活を自ら壊し、生きる意味を見い出せず、人生なんてどうでもいい、と思いつつも、何とかしなければならないという思いもあり、でも何もできず悶々とし、悩み、暗闇の真っただ中で、キリストに一筋の光を見出そうとしていた。

 

それを抜け出すために、洗礼を受けることを決意。長い冬が終わり雪が溶けた4月、教会ではイースターをお祝いするそんな日だった。わたしはやがて献身の思いを抱くようになる。それまで好きだった詩を書くことも、音楽もギターもパソコンもすべて無にしてもかまわない、いや、無にして一から始めたい、そんな気持ちだった。

 

間もなくしてわたしはその教会のスタッフになることを希望し、それは程なくして許されることとなる。そんなわたしに音響の奉仕をという声がかかり、言われるままにそれを受けることになる。それが音響との初めての出会いだ。その当時、わたしは教会で専門的な音響の奉仕があるなんて想像だにしていなかった。自分の意思とはまったくかけ離れたところで導かれていた、そんな感じ。別に好きで始めたことじゃないのに、その後20年も音響というものと係わっていくことになるとは夢にも思わなかった。